こんにちは、ニケです。
ここしばらく、AIキャラクターにゲームを遊ばせて、何か面白いものを作れないか試していました。
その中で作ったのが、オリジナルカードゲームと、AI同士で遊ぶ人狼ゲームです。
どちらも企画だけで終わらず、一通り動く状態まで作りました。
ただ、現在は2本とも開発を止めています。
今回は、先に完成したAI人狼の試遊をきっかけに、2本のゲーム開発を止めるまでを振り返ります。
AIキャラクターにゲームを遊ばせたい
オリジナルTCGを作り始めたきっかけは、AIキャラクターにもポケカを遊ばせたいと思ったことです。
現在、Kaggleでは、ポケモンカードゲームを遊ぶAIエージェントを開発する「PTCG AI Battle Challenge Simulation」が開催されています。
このコンペでは、AIが対戦できるポケカ用のソースコードが公開されています。
ただし、利用できるのはKaggleでの用途に限られ、他の目的には使えません。
そこで、オリジナルTCGを自分で作り始めました。
まずは人間が遊んで面白いTCGを作る
オリジナルTCGでは、既存のカードゲームに似すぎないよう、ルールの骨格から考えました。
条件として考えたのは、5分程度で終わる軽さ、デッキを考える余地、場に残るAIキャラクター、少ないアクション数です。
既存IPを連想させる仕組みを避けながら、AI同士で大量にシミュレーションできることも重視しました。
開発中は、まず人間が実際に遊んで面白いゲームにすることを目指していました。
人間が遊んでも面白くないゲームを、AIに遊ばせただけで面白くなるとは思えません。
そのため、カードゲームとして成立するよう、ルールやバランスを調整していました。
公開後もしばらく、ルールや数値の調整を重ねました。
先に完成したAI人狼
TCGの開発と並行して、AIキャラクター同士が遊ぶAI人狼も作りました。
人狼を選んだのは、騙し合いや判断にキャラクターの性格が表れると考えたからです。
昼の議論や投票、夜の行動、勝敗判定まで、一通り動くようにしました。
キャラクターごとの人格や呼び方も設定し、発言を音声で読み上げるところまで組み込んでいます。
完成後は、フォロワーの方からAIキャラクターをお借りして試遊しました。
AIだけで進む人狼は単調だった
完成したAI人狼を見てみると、AIが淡々と会話を進めるため、展開も単調でした。
人間同士の人狼が見ていて楽しいのは、VTuberやYouTuberといった演者が、会話や反応を面白おかしく見せているからでもあります。
同じルールでも、AIが淡々と話すだけでは、次を見たくなるような盛り上がりが生まれませんでした。
これをコンテンツとして成立させるには、効果音や映像などの演出をもっと強化する必要があります。
ただ、そこまで進むと、ゲーム開発ではなく、エンターテインメントの演出に踏み込むことになります。
これは今回想定していたゲーム開発の範囲を超えており、手を広げるのは難しいと判断しました。
そのため、AI人狼の開発はここで打ち切っています。
AI人狼を見て、TCGも止めた
オリジナルTCGで、AI同士の対戦を試したわけではありません。
ただ、先に完成したAI人狼を見て、TCGも同じ限界にぶつかる可能性が高いと考えるようになりました。
TCGは、まず人間が遊んで面白いものにする方針で、完成までにはまだかなりの開発が必要な状態です。
そこまで作り込んだ先に、AIキャラクターに遊ばせることで面白いコンテンツになるのか。
AI人狼の結果を見た後では、そこに期待を持てなくなっていました。
こうして開発を続ける意欲も薄れ、オリジナルTCGはここで一旦打ち切っています。
AIだけで動くコンテンツに感じていること
今回の違和感は、AIだけで動くAITuberに以前から抱いていたものとよく似ています。
これはあくまで私個人の好みですが、AIだけでコメントに返答し、淡々と配信が進む形を、私はあまり面白いと思えません。
実際、ゲームという枠組みが加わっただけでは、この単調さは変わりませんでした。
一方で、人間がAIのパートナーとして関わる形なら、やり取りや反応が生まれ、面白くなる可能性はあると思います。
現時点では、次のゲームを作る予定はありません。
AIにゲームを遊ばせることにどんな意味があるのかは、もう少し考えてみます。
少なくとも今回は、ゲームを動かすだけでは足りず、見せ方まで含めて作る必要があると分かりました。
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普段XでAIツールやAIキャラクターについての発信をしているので、興味があったらフォローしていただけると大変喜びます🙇♀️
